半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

緊張感のあるスキマ時間学習

本来スキマ時間の勉強に緊張感など必要ないのですが、以前ちょっと挑戦してみたことをご紹介します。

 

仕事中に次の予定まで1時間の空きができてしまいました。普段であればこの隙にこなさなければいけないデスクワークや次の案件の準備をするわけですが、取り立てて急ぐ仕事もなくまた案件の準備は完了してましたのでどうしようかと思い、至った結論が…

 

仕事中、1時間で第一種衛生管理者過去問44問チャレンジ!

 

試験問題はパソコンの画面にあります。当然周囲にバレてはいけません。仕事中に仕事でないことをするのは職務専念義務違反です。もちろん同僚は周囲をウロウロしています。いろいろ話をしたり電話をかけたりパソコン打ったりしています。そんな環境の中、仕事をしているふりをしながらしかも一問1分少しで解いていくという「ゲーム」です。

 

ちなみにその間に私宛の電話がかかってくる可能性もあります。

 

何をしているんだという話ですが、本番以上の緊張感(もっとも落ちても痛くもかゆくもない趣味の資格試験ですので緊張感無いかもしれない)の中、さらに時間制限も厳しい中でどこまでできるか挑戦してみました。

 

さすがに「上」の人が後ろを通った時は「やべえ」と思いましたが、机の上にはそれっぽく仕事関係の書類をカムフラージュとして広げていましたのでバレずに済み、また幸い私宛の電話もかかってきませんでした。

 

ちょうど1時間で解答終了。案件のため外出し帰社後答え合わせ。

 

別に資格勉強のためにこんなスリルを味わう必要はどこにもないのですが、何の試験にしても本番は緊張するもの。修羅場の一つや二つはくぐっておいたほうがよいのかもしれません

 

ただし、職務専念義務違反ですのでおすすめはいたしません

 

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今年の社労士試験は合格率が高い気がする

相変わらず何の根拠もない「予感」にしか過ぎませんが、そんな気がしています。

 

と言うのも、今年の試験をざっと見た感想からなんですが、底意地の悪い問題が科目全体を埋め尽くしているという感じはなく、どちらかと言うと「本気で勉強をしてきた層が難問奇問で足をすくわれない回」ではなかったかなと思います。

 

確かに申込者が増加し(どういう層が増加したかによりますが)受験生の数も多くなっているとはいえ、意地悪な問題に引っかかってしまうという不運な落ち方をする実力者層が少ないと考えると、合格率が高くなるのではないかな、と。

 

とはいえ平成26年試験のような「10%超え」はさすがにないと思いますので、8-9%前後といったあたりでしょうか。それでも11人に10人は落ちる計算ですので狭き門に違いはありません

 

一年勉強してきてウルトラクイズのような問題で叩き落とされることが毎年のように繰り広げられる社労士試験ですので、今年は勉強に本腰入れてきた人にとってはラッキーな回だったのかもしれません

 

もっとも平均点により合格基準点もまた上下しますので、フタを開いて見たら例年通りなんてことがあるかもしれませんが、あくまで「何となく私が思う」範囲では合格率高めな気がしています。

 

だからといって試験が簡単だったわけでもないし、合格率が高いから合格者の質が悪いとかそんなことは一切ありません。報われるべき人が報われる年だった、ということです。

 

もっともあまり合格率が高いと試験委員が来年の試験で何をしてくるか分かりませんけどね。

 

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社労士を狙う前に取るべき資格はある?

これから社労士試験を受けて社労士を狙ってやろう、でもその前に何か関連する資格を勉強を兼ねて取ってみよう、と思う人もいるかもしれません。

 

例えばどんな資格があるでしょうか。社会保険・労働保険を軽く勉強したい人はファイナンシャルプランニング技能士試験があります。これは国家資格です。2級以上の受験には実務経験等条件がありますし、また不動産や民間保険、税金など社労士に関係ない分野も勉強しなきゃいけませんが重複しているところはあります。

 

もっとも分かりやすいのが年金アドバイザー試験でしょうか。こちらは全てが年金です。銀行業務検定の一環で民間資格ではありますが、二級になるとなかなかの難易度で社労士合格者ですら落ちることがあります(ちなみに一級は存在しません)。

 

はたまた衛生管理者でしょうか。こちらは国家資格ですし入門編程度の労基法労働安全衛生法(則・令含む)も学べます。

 

さて、社労士の勉強を始める前にこれらの資格を勉強して社労士勉強を兼ねてみようという試みは適切かどうかの話です。

 

個人的な見解を申しますと、やめといたほうがいいです。いずれも勉強期間は短くて二ヶ月はかかります。そうであるならば、同じ期間を社労士勉強に振り向けたほうがいいですし、また二兎追いで取れるほどどの資格も甘くはありません

 

二ヶ月と考えて一日3時間の勉強で180時間勉強時間が違ってきます。そう考えると、別の資格で社労士勉強兼ねて、と甘く考えるより最初から社労士勉強に傾注したほうがいいと思います。

 

そんなこと言っている私は同一年にファイナンシャルプランニング技能士を受験していますが、これはどちらかというと勉強勘を取り戻すためでしたし、どちらも受かったから良かったようなものの落ちてたら何やってんだという話になります。悪例ですのでマネしないように

 

FPも年アドも衛管も取りたければ社労士取ってからのほうがいいでしょう。ただ銀行員とかはまた事情が違う(取ると仕事上箔がつく)と思いますので、短期決戦で狙ってもいいかもしれません。

 

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全世界皆保険制度構想?

広島原爆の日に合わせて来日していたWHOのテドロス事務局長と岸田総理の間で「WHOの新組織を日本に立ち上げる」という合意がなされたと報道されました。曰く「万人が適度な負担で医療を受けられるようにする」という組織だそうです。

 

これ何なんだろうな、と考えた時に、日本は公的な国民皆保険の制度のある国です。国によっては公的健康保険なんかない国や、民間保険に医療費リスクを頼っている国もあります。そういう意味では公的保険・国民皆保険の制度を世界的に広めていく組織なのかなとか思いました

 

もっとも現実的には、世界の国々がいきなり国民皆保険制度を導入することは急には難しい(保険料負担に対する反発もある)でしょうから、そこをどうするかは分かりません。一つの解としては国民ではなく「国」が拠出金を出し、「国」に医療費として拠出していく(その拠出金の出し方は様々でしょうが)が考えられます。

 

もっとも世界的にズバ抜けた頭脳の持ち主が集まる組織ですから、私のような凡人が考え付かないような制度設計をするかもしれません。それに一筋縄ではいかない話だとは思います。

 

ただ何かの公共広告がやっているように、一人30円でワクチンが打てるとかそういう国もあるようですので、先進国が拠出をして発展途上国の医療を助けていく形なのかなと思います。

 

もしこれが「全世界皆保険制度」ということになると、日本独自と言っていい資格である社労士が弁護士のような世界的資格になるかもしれません。連合会としては労働社会保険を世界的に広めたいという野望があるようですので、その流れに乗っかるかもしれません。

 

まあ、どんな組織かはっきりするまでよく分かんないんですけどね。

 

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合格圏内・補正待ちの人は「金を用意しろ」

自己採点の結果合格確実の人、足切り科目がなくて合格ライン上にいそうな人、合計点では合格ラインを上回っていて補正待ちの人は金を用意しましょう

 

何の話かと言うと、合格発表があった後実務経験2年があり社労士登録する人は社労士会への登録料等がかかります都道府県会によって違いはありますが、だいたい登録免許税・手数料・入会金・半年分の会費で20万くらいすっ飛んでいきます。

 

また実務経験がない人は事務指定講習の申し込みの必要が出てきます。昨年の金額で言うと77000円です。

 

それくらいの金を右から左へ動かせるくらいの貯金は普段からしておくべきなのですが、中には「急に言われても…」という人がいるかもしれません。でも合格して登録するときはそれくらいのお金がかかってきます

 

実務経験ありで即登録ができる人は別にすぐ登録する必要はないですからお金に余裕ができるまで先延ばしにしてもいいんですが、事務指定講習組は申込期限がありますのですぐ必要になります(もっとも事務指定講習も別に翌年必ず受ける必要はないのですが)。

 

そんな時にサラ金に駆け込む、まあご利用を計画的にできればそれもありなんでしょうけど。

 

補正待ち・当落ライン上の人は結果待ちだけで精神限界でそんなこと考える余裕ねえよと思うかもしれませんが、合格していたらこの現実は容赦なく降りかかってきます

 

いざ合格していた時に慌てないように、必要なお金を用立てる算段はしておきましょう。

 

まったく、合格した後もお金のかかる資格です

 

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