独学者は一人ぼっちの戦いをいかに続けていけばいいんでしょうか、というお話。
予備校に通ってたりまた独学でも同志がいたらライバル意識にしろ仲間意識にしろ勉強していくモチベーションがわくと思います。通信教育でも少なくとも課題の締切りや添削レスポンスで多少は「勉強しなきゃ感」が生まれます。
では、仲間もいない単独特攻独学組はどうやって何か月も毎日勉強する気を盛り上げていけばいいんでしょうか。
「何がどうしてもこの資格を取るッ!この資格を取ればこんな明るい未来が待っているッ!」という明確な思いがある人はたぶん苦労しません。例えそれが「社労士に合格した途端宝くじの高額当選が当たるわ美女と恋仲になるわ肩こりは治るわウハウハ」みたいな病的な妄想めいたものでもかまいません。信じる者は何とやら、です。
中には「合格しないと事務所の所長に港に沈められる」みたいな悲壮感をお持ちの方もいるでしょう。同情の念を禁じ得ませんが、それもそれでモチベーションにつながるでしょう。
では、「名刺の肩書がさびしいから」というそれほど強い動機も妄想も持っていない私が、毎日欠かさず勉強を続けたのはどうしたわけか。
確かに勉強って気が重いです。取り掛かりにすげえパワーがいります。もともと勉強嫌いですもん。でも、本を読むのは好きです。特にマンガなんか大好きです。
マンガ読むのに踏ん切りとかパワーとかいらないよね。
と、一人合点して、何も考えずとりあえずテキストを手に取って読む。それを習慣にしてしまいました。読み始めたら何とか読み続けられます。ちょっと取っ掛かるかどうかということです。
ということで、意外に毎日テキスト読みができました。さすがに試験が迫ってくると変なプレッシャーを一人で抱えちゃいますが、それはそれでご愛嬌といったところでしょうか。
ただ一つ。毎日続けることです。今日は疲れてるからいいやとか明日倍やるとか来世から本気出す、では、たぶん続きません。私は職場の飲み会で4次会まで引きずりまわされてヘベレケになっても、とりあえず帰宅後テキストを手に取って頭に入らないんだけどちょっとは眺めました。
一度切れた糸ってつながんないんです私の場合。
と、まあ、こんな感じで「日々のルーティンになってしまったちょっと毛色の変わった趣味」みたいな感じで勉強つづけてました。