社労士目指して勉強してるけど、なんかいまいち興味が深まらずただ覚えてるだけのような気がして気持ちが乗らない、という方へ。ちょっとこう考えると気持ちが前向きになれるかもというお話をします。
労働社会保険諸法令は、無戸籍で山奥か離島で人知れず一人生活している人は別として、我々の人生に何かしら、しかもかなり身近にかかわってくるものです。勤め人は当然のこと、一人自営業の人でも商売が大きくなって人雇い始めたらかなり関係してきます。でなくても国民健康保険には入ってますし、子が生まれたら児童手当だったもらうでしょう。
主婦だって親類知人に関係のない話ではないですし、何より年金で言うとダンナが死んだり別れたりご自身の老後にも関わってきます。親が老いたら後期高齢や介護保険がどうなってるかは興味のあるところです。無職の人でも永遠に無職でいるかどうか分かりません。
ただの単語や小うるさい法律の羅列ではなく、私たちの人生の多くの部分で出てくる問題(保険事故)に、法律的にどのような補償や制度があるか、お国は何を用意しているのかという観点から考えると、ただの暗記ではないわけです。知っとかないといけないくらいの分野なんですね。
給料から何か引かれているけど、これ何?な人は多いです。雇用保険と言うと基本手当だけだろうという人もめっちゃ多いです。私もそうでした。せっかく受験を志したのですから、自分の人生を取り巻くルールの一つとして興味を持ってみましょう。
個人的な話ですが、親類縁者からもたまに「これ何」「これどうなるの」って聞かれます。知っている人がいると聞きたくなる分野だとつくづく思います。ただ「うちのダンナが死んだら遺族年金いくらもらえる?」という質問が意外と多いのに閉口してしまいますが。