これは別に「もっと勉強しろ」という意味ではありません。子供のころ親に言われませんでしたか?「遊ぶなら宿題してからにしなさい」って。
この場合の「遊び」がイコール「社労士勉強」ということです。
社労士勉強以外にも人生いろいろやらなくてはなりません。仕事や家事、育児、人間づきあいエトセトラエトセトラエトセトラ。
「そんなことに時間裂いてるヒマなんてねえんだよ。社労士の勉強時間を確保しなくてはいけないから、勘弁してくれ」。これは受験生の心の叫びだと思います。どれだけ時間があっても足りない試験です。時として周囲の、職場の、知人友人の、家族の協力が必要です。
ただしそれは受験生本人があからさまに口に出していい言葉ではないとも思います。仕事も、家事も、やるべきことは最大限効率的につとめがんばってやった上で、かつその姿を見た周囲の人々が受験生を応援する意味で自発的にいろいろと配慮する。それが本来あるべき姿ではないでしょうか。
社労士勉強をタテにしてまたは口実にして、露骨に周囲にいろんな用事を放り投げていると、いつかしっぺ返しが来ます。合格しても「そりゃあれだけこっちがしてあげたんだから当然でしょ」という反応や、もし落ちでもした日には「恨み」しか返ってきません。次年度の受験に反対されるかもしれません。
自分のつとめは果たしたうえで時間を確保し勉強する。それが受験生の基本姿勢だと思います。
いばらの道のりですが、日常の自分の役目役割をおろそかにしないようにすることもまた大切です。人生は社労士試験だけでできているわけではなく、ましてや合格は人生のゴールではない。ごくごく小さな1イベントに過ぎないのですから。
と、言う話をすると「パーティに迷惑かけちゃいけないからオンラインゲーム続けるわ」と言い放つ猛者もいますが、あきれつつもまあそれはそれで止めません。人の価値観っていろいろですから。