半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

本試験の心得(11)「個数問題と組み合わせ問題と計算問題」

択一試験を語る上でこの話題は避けられません。一つ一つ私なりの「経験から」思うところを言ってみます。

 

<個数問題>

あまりのめり込んではいけません。確実に試験問題全文を読ませ、かつ1問でも正誤に自信が持てないと一気に崩壊してしまう「罠」です。即答できるならそれでいいのですが、悩みそうであればだいたいのところで見切りをつけましょう。5分以上かかわると全体の時間配分にかなり影響してしまいます。よほど自信がない限り、間違ってもともとの考えでいいと思います。

 

時間に余裕がある時は後で戻ってきてじっくり考えてもいいでしょう(マークミスにご注意)。ちなみに本試験全体の難易度(平均点)は個数問題の総数とかなりの相関関係があります。

 

<組み合わせ問題>

はっきり言って出たら喜びましょう。ボーナスステージです。10通りの組み合わせから肢として出されるのは5通り。2問の正誤が分かった時点で正答が導き出されることも少なくありません。全肢が超難問で埋め尽くされていたらご愁傷ですが、多くの場合それなりに勉強が足りていれば、2択にまでは追い込めるはずです。

「まぎらわしい肢」が紛れていることが少なくないので注意は必要です。

 

<計算問題>

択一でもたまに計算問題が出ます。比較的年金科目に多いでしょうか。近年実践的な問題の出題傾向があるのでもしかしたら増えてくるかもしれません。

一見計算が必要なように思える問題でも、計算不要で一発回答ができることがあります。ある原理原則を知っていればこうなるはずはない、ということが分かるんですね。こういう場合消去法で回答が導き出せます。まじめに計算を始めるのではなく、その可能性を一瞬考えましょう

ちなみに選択式は簡単な計算くらいさせることがあるかもしれません。一問に対して時間があるから(ただ肢を見れば近似値で一発回答できますが)。

 

…という感じで、けっして構えたりせず平然と取り掛かれるような「考え方」をご紹介しました。出題傾向はこれから変わっていく(例えば「正解肢を2つ選べ」みたいな方式)が取り入れられる可能性とか)かもしれませんが、慌てず取り掛かるようにしましょう。