今回は人気のある民間資格の中から社労士と相性のいい資格を探してみたいと思います。
・医療事務(メディカルクラーク)
ありとあらゆる労働社会保険諸法令の申請手続きを意のままに操れ、報酬をいただける社労士ですがレセプト(診療報酬)請求はできません。画竜点睛を欠くとはまさにこのこと。その一点を埋めて完璧な社労士になれる資格です。
ただ社労士としてはレセプト請求できませんので、どこか病院の事務員としてお勤めくださいますよう。
・食生活アドバイザー
人間、功成り名を遂げると美食不摂生に走ります。うまく信頼されている顧問先のワンマン社長さんが脳梗塞や心筋梗塞で倒れるとこれは大変。次の社長と上手く行くかどうかは運次第です。会食の際にさりげなく食と健康の知識をアドバイスして差し上げれば安定した事務所経営にもつながるでしょう。
・カラーコーディネーター
社労士は事業の健全な発達と労働者の福祉の向上を旨とします。社労士法に書いてありますよね。そのためには顧問先をブラック企業にしてはなりません。
カラーコーディネーターは色の専門家。朱に交われば赤くなり、黒に交われば黒くなります。顧問先をブラックにしないためにも色の知識は必須です。
・整理収納アドバイザー
事務所の中の整理整頓ができていなくて雑然としていると顧問先の信頼を失うばかりか、事務員の求人を出しても面接で一発辞退されます。スタイリッシュな職場環境を目指すためにもこの資格は必須です。また「まるでゴミ屋敷」のようになりがちな顧問先の総務部書に整理のアドバイスをして差し上げれば事務処理能力UP。信頼獲得は間違いないでしょう。
・ネイリスト
人が一生のうちで一番よく見るのが「自分の指先」です。また顧問先に書類やタブレットで説明をする時にも指・爪は目に入ります。そんな時にワンポイント、キラリと光るオシャレなネイルが目に留まればあなたの株は急上昇。顧問先のマダムに施してあげれば、こまかな気配りもできる社労士として重宝されるでしょう。
・ケアマネージャー(介護支援専門員)
社労士として社会保険の全てを支配する玉座に君臨しながら、意外とかかわりが薄いのが介護保険分野。社会保険のプロとして沽券にかかわります。そこでおすすめなのがケアマネージャー。老人介護のケアプランを自由自在に作成することができて初めて「社会保険のマスター」を名乗れます。実務経験が必要ですのでまずはヘルパーから始めましょう。
いかがでしょうか。民間資格(ケアマネは公的資格)と言えどもキラリと輝くダブルライセンスは数多くあります。合格後の参考になさってください。