合格して登録しようとした時に「入らない?」と勧誘されるのがこの「社会保険労務士政治連盟」。何かと言うと、一言で言えば「ジオン公国」もとい、もともと議員立法で成立した社会保険労務士の地位の向上のため政治の世界に様々な提言や要望を上げていく組織です。こういうのをロビー活動と言うのでしょうか。
例えば社労士法は今まで8次に及ぶ改正があっていますが、そのたびに要望を挙げてきたのがこの組織です。第9次改正に向けて一番力を入れているのが「簡易裁判所における代理権」なのだそうです。その他にもいろいろあるらしいです。
加入は任意ですので、社労士登録したからといって加入する義務はありませんし、加入しても特にデメリットもないようです。あるとすれば選挙の時に政治連盟が推薦する候補と自分の推す候補が違ったときどうするかくらいのものでしょうが、まあ別に投票所まで監視されることはないですから面従腹背でいいんでしょう。
ちなみに私は加盟してます。なぜか。登録の時に当然のように加入用紙出されて何も考えずに書いたからです。
ただ、加盟しているからには社労士の地位向上のために意見具申をしていこうと思いましたが、何をどう頭ひねっても「社労士に不逮捕特権」や「社労士は租税公課免除」とか「社労士だけ年金支給年齢を35歳(それも満額保証)に」とか、ろくな要望が出てきませんので、黙ってることにしています。
当然、加盟すれば年会費が発生します。毎月喫茶でコーヒー1杯飲むくらいのもんですけどね。加盟したほうがいいかは、任意組織なのでお好きなようにとしか答えようがありません。