半分野良猫な社労士の憂鬱

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社労士体験記外伝(6)「試験中の記憶がない」

ちょっと言いすぎですね。試験直後にもかかわらず、どんな問題が出たか、選択はまだぼんやり覚えてましたが、択一は覚えてない問題が多かったです。これは疲労で脳が煮えていたこともありますが、もう一つ思い当たる原因があります。

 

リベンジの年は途中退席しなくて、自分の解答は全て問題用紙にメモしてたのですが、すでにお話したように合格発表まで自己採点する勇気がありませんでした。が、実は発表後、合格を知った後に自己採点をしています

 

するとある傾向があることが分かりました。

 

試験問題のほとんどに「○△/×」をつけていたのでその時点の自信度が分かるのですが、やった記憶のない問題ほど「○」と「×」で明確に正誤判断をしていて、かつ正答だったわけです。

 

つまり、特に迷わず解けているから記憶に薄いんですね。反面、悩んだ問題は覚えています。特に二択に追い込まれてしばらく考えた問題ほど記憶にあります。また初見問題も覚えてます。そして、間違っていた問題が多かったです。

 

試験中はそれを気にする時間もなく、また試験時間を大幅に余らせて「自信のある問題の個数」を数える余裕もなかったので(選択ではありました)、けっきょく「よく覚えてなくて手ごたえが分からない→できてる問題が多い」でした。

 

ちなみに明確に正誤判断できていると言っても、それで「簡単だぜ」と思えるほど自己肯定感が高いわけではありません。どこかで話をしていると思いますが、その選択肢の正誤判断ができた時点で思考は次の選択肢へ移っていたようです(今にして思えば、かなり機械的に解いていたように思います)。

 

そこから導き出されることは、試験後に「特定の数問」が頭から離れない時は他の問題は意外に正解しているのでは、ということです。全体的にダメだったら「全部ダメだ」思考になると思いますので(まあ「ダメだ」は間違いが多いことを「理解」しているわけですからちょっと矛盾してますよね)。

 

後に振り返って思うことが一つあります。

 

「自分はなぜこの時こんなややこしい問題群を、1問数分とかからず解けたのか」です。あの夏の暑い一日、何かが取り憑いていたとしか思えないのです