以前、社労士登録及び抹消は毎月末の官報に記載されているという話をしましたが、5月末の官報は必見です。と言うのも、いつもの倍以上はいようかというすさまじい数の「登録抹消者」が記載されています。
これは私の勝手な想像ですが、時期的に考えて3月末の抹消申請者が反映されたのではないだろうかと思います。つまり年度末、一つの区切りですね。開業もいれば勤務もいるでしょう。何があったのか(死亡抹消以外は)知る由もありませんが、合格して登録する人がいる陰で抹消して業界から抜けていく人もいるわけです。
みなさんは合格の暁にはこんな社労士になりたいという夢を持っていると思います。ただ、その夢というのは必ずしも果たされるわけではないわけです。ただでさえ厳しい試験なのに、その先に待っているものもまた過酷なわけです。これは社労士に限った話ではありませんけどね。
もちろんどんなに苦しくても登録を続けて軌道に乗せている社労士が万単位でいることもまた事実です。言いたいことは「合格はゴールではなく、ただのスタートである」ということです。
開業にしろ勤務にしろそれなりの苦労は待ち受けています。資格取っただけで一発逆転できるわけではない話は以前しましたが、今回の官報は見るだけでそれを感じさせられる内容でした。
私は半分野良猫、なかば趣味なので飽きたらどうするか分かりませんが、皆さんはどうかいついつまでも今胸に秘めている「夢」は忘れないようにしてください。
もっとも、合格した後にゆっくり考えればいい話でもあります。