合格して登録した後、みなさんはどんな社労士になりたいでしょうか。
小さいながらも開業して中小零細企業のよりよいアドバイザーになりたい人、勤務先の総務部門に異動して活躍したい人、セミナー開いていろんな人に便利な知恵を広めていきたい人、年金の相談に乗って助けてあげたい人、税理士とか行政書士も取って活躍の場を広げたい人、第二の人生に備えたい人、手始めに地元の社労士会の会長にのし上がって連合会会長を目指したい人、人それぞれだと思います。
合格したらこうなってやるぞ、は勉強のモチベーションになります。必ずそうなれるわけではないのですが、夢見ていけない理由はありません。自分の中で思い描く理想像というものは大事にしてください。
さて、この質問で困るのはたぶん「自己啓発で受けている人」だと思います。何らかの理想像がある人にとっては勉強は手段であり、合格はただの過程であるのですが、自己啓発は勉強が目的、合格が目標ですから、合格した後のイメージがなかなかわかないわけです。まあ私も似たようなものでしたが。
そんな人は素直に「合格してからゆっくり考えればいい」です。モチベーションを保つには少々弱いですが。まあ別にすぐ登録しなくてもいいですし、合格した事実は泣こうがわめこうが、たとえ自分で「取り消してください!」と連合会に訴えようが、消えてはくれませんから、必要になった時に考えればいいだけの話です。
あとは「絶対合格して今の仕事やめてやる」とかでしょうか。たまにそんな人います。なんか前向きなのか後ろ向きなのかよくわからない動機です。それは社労士取らないとできないことなんですか?と聞きたくなりますが、まあそれが原動力になればそれはそれでいいんでしょう。
社労士と一言で言ってもいろんな形やあり方があります。それを選ぶのは、法や倫理規定に反しない限り自由ですので、勉強の合間に「取ったらどうしようかなあ」とか夢膨らませてみてください。