半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

本試験の心得(28)「初見の問題が出た時どうしたらいい?」

最初に言っておきますが、個人的経験から、市販テキスト程度の内容でも全くの初見の問題それほど多くはありません。意地の悪い年の一般常識科目や安衛・労災通達問題は初見が多いですけどね。だいたいがどこかで見た項目か、その応用です。

また初見問題が出ても他の項目知っていれば消去法で対応できる場合もあります。

 

その上で今回のお話です。「えーと、あれどこかで見たな思い出せねえな」ではなくて、完全に初めて見る論点項目の問題です。こういう時どうしたらいいでしょうか。

 

方法は2つあります。1つは「サイコロゲームにする」もう1つは「これまで学んだ労働社会保険諸法令の知識から労働行政の意図を探り類推解答する」です。

 

個人的なお勧めは前者です。なぜか。後者は時間がかかり、迷い、後悔するから。

 

とは言っても救いにはなりませんので時間がある時に限り類推解答する時のコツを。まず慌てないこと。慌てても何かひらめきが降りてくるわけではないです。そして他の既知の選択肢を排除できないかよく検討すること。そして、固執しないことです。

 

選択式は比較的時間の余裕があるので(まあそれもタチが悪いんですが)検討の余地があるのですが、択一はともかく時間がありません。初見問題にこだわりすぎて後半の「本当なら解ける問題」を焦って落としたら何の意味もありません。

 

その1問を仮に落としても、他の問題でカバーできていれば当落に関係はありません。その1問で落ちたとしたら、選択なら他の2問・択一なら他の6問が解けていないことのほうが問題です。そして、それだけの数の初見問題はそれなりに勉強していれば(よほど意地の悪い出題でない限り)まずないはずです。

 

また、ある既知の事柄が別のアプローチで投げかけられているだけの場合もあります。特に判例問題。判例そのものは初見でも、問われている内容は勉強したことである場合があります。

 

初見問題は出ても焦らない、あわてない、こだわらないことが大切です。