引き続き模試や問題集のアウトプット練習時期のお話です。前回は「できた自分をほめよう」でしたが、今回は「間違えた自分をほめよう」です。
何を言っているのかよく分からないと思います。何が悲しくて問題間違えて喜ばなくちゃならねえんだ、と。もう少し詳しく言いますと「本番前に間違いに気付けた自分をほめよう」です。
勉強中は誰だって覚えは中途半端だし間違えもします。100%全開で覚えられることができない限り、それは本番当日でも同じです。ただ本番で間違えたのではなく、勉強中に間違えて、そしてそれに気づき、覚えなおすことができた。これは大きな収穫です。
もし模試とか問題集だとして、編集サイドの気まぐれでその問題が出てなかったとしましょう。間違える機会すらなかったわけです。それが本番で出たとしましょう。
…最悪ですよね。
と言うことは、間違ったことはヘコむことではなく、チャンスや気づきをもらえたということでもあります。そう考えると、勉強中においてはむしろ喜ばしいことでもあります。
数が多くても気にしない。日が少なくても気にしない。どっちにしろ本試験じゃないんですから。むしろ間違ったほうが印象に残ってより覚えやすいとも言います。失敗を恐れず、ヘコまず、糧にしましょう。
ただ1点注意したいこと。問題そのものを覚えないように。問われている論点を覚えましょう。でないと、少し変化球かけられたらまた間違えます。特に本試験でこれをやると目も当てられません。