働いていたりそうでなくても社会に出たら何かしら関係の出てくる、しかも死ぬまでつきまとう労働社会保険諸法令ですが、意外とみんな知りません。
勉強していると「そんなの常識だよね」レベルになるのですが、例えば平気で最賃下回る給料出してたり労災や雇用保険に加入してなかったり、山ほどあります。知ってて経費削減で入っていないケースもあれば、素で知らないケースもあります。
それがはからずもコロナ禍であらわになっていたりします。いい例が「新型コロナウイルス対応休業支援金・給付金」です。何でこんなもんが出来たか考えたらお分かりいただけると思います。休業手当も雇用調整助成金も知らないからです(もっともコロナで休業手当は厚労省Q&A見ないと判断できません)。
下手すれば法定3帳簿(労働者名簿・出勤簿・賃金台帳)がないケースもあるとかないとか。
年金にしたところで何となく天引きされたり毎年送られてくる納付書で何も考えず払ったり払わなかったり。収入が少なければ免除もできるのですが放置したり。果ては入院時です。下手に払えてしまったがために3割負担で何十万も入院費払ってしまったりなどという笑えない話も小耳にはさみます。
勉強していると「初歩じゃん」と思うことすら、意外とみんな知りません。まあ勉強始める前はみんなそうだったと思います。勉強してて初めて「えええっ」と思うこともしばしばだと思います。
何を言っているのかわけがわからない、と思う部分もあれば「便利じゃん」と思うこともあり。マスターすれば実生活のいろんな場面でアドバイスできるようになるでしょう。人のためになる、それが資格のいいところだと思いますし、勉強する甲斐を感じる場面でもあります。
と言って「ウチのダンナが死んだら遺族年金いくら入る?ダンナに内緒で教えて」と私に聞くのはご勘弁いただきたいところです。