別に試験問題が意図的にそのように作られるわけではないですが、そう覚悟しておいてください。絶対に1問目に自分が解けない問題が出てくると。
なぜか。これは試験心理の話です。ようい、試験はじめ。問題用紙を開きます。いきなりわからない問題がバーンと出たらどう思いますか?ショックですね。先が思いやられます。もしかして他の問題もこんな分かんない問題ばかりか、この試験難しいな。そう「思って」しまいます。
実際は「たまたま」です。気にすることはありません。たまたま1問目がそうだっただけです。後の問題にはきっと解ける問題がたくさんあるはずです。考えてみてください。1問目ではなく5問目にこの問題があったらどうなのか。たぶん何も考えずにさておいて次の問題へ行くはずです。
なのにしょっぱなをくじかれると、人って不思議なもので「苦手意識」を持ってしまいます。苦手意識があると力を存分に発揮することができなくなり、気持ちが萎縮してしまいます。ちょっと気が弱い人になると問題用紙のページをめくるのも怖くなります。
1問目には難問が来る。そう考えて試験に臨めば、実際そうだった時も「大丈夫。後の問題を取ればいい」とポジティヴ思考でいられますし、解ける問題だったら精神的に一気に楽になります。
人間って不思議なもので考え方ひとつで120%の力が出せることもあれば、半分も出せないこともあります。
試験開始直前は緊張のピークにあります。目の前に運命を決める紙があるわけですから。そのスタートをいかに気分よく切ることができるか。気持ち一つです。
あとは「6割取れば上出来」の心構えでいきましょう。一喜一憂はこの試験では禁物です。