社労士登録すると9000円くらいで買うことができる社労士バッジ(徽章)。胸に装着してかっこよく社労士として活躍する自分の姿を想像する人もいるでしょう。
デザインは「十六菊にSR」、形はこんなのです。
俗に「代紋」と言われる社労士バッジですが、万一無くしてしまった場合どうなるのでしょうか。社労士会に呼び出された挙句海老責めや石抱きのような拷問を課せられるのか、莫大な罰金を払う羽目になるのか、それとも処分されて月刊社労士あたりでさらし者になるのか、はたまた弁護士の徽章のように官報に掲載されてしまうのか。
結論としては、特に何もおとがめはありません。社労士バッジは社労士としての身分を証明するものではなく、社労士という存在をアピールするという位置づけが強いからです。無くしたらまた買いなおすだけです。
とは言え、うかつに落として悪意ある誰かに拾われて「ニセ社労士」としてうろつかれる事態も想定されますし、そうなると社労士の社会的な信用力が低下することにもなりますので、無くさないようにしましょう。高いですしね。
ちなみに裏側はピン式(画鋲みたいになっててストッパーで止める)とねじ式(ねじで止める)があります。後者のほうが落ちにくいですが背広のようにあらかじめ穴が開いている服でないとつけにくく、また手間がかかります。ピン式は先端が針になってますので服を問わずつけられますが、ストッパーのバネがイカれたら外れやすくなります。
どちらを選ぶかは任意ですが、私はねじ式にしてます。
ちなみにですが、私企業でも自社の社章のバッジを制作しているところがあります。中には「無くすと懲戒処分」というところがあります。銀行など金融系が多いですね。やはり悪用されるからだそうです。
罰則がないとしても社労士バッジはなくさないようにしましょう。