理想としては7月末までに「いつ本試験を受けても構わないレベル」にまで引き上げておくことですが、現実問題としてなかなかそうはいきません。8月はいろいろ邪魔が入りますが、追い込み勉強に追われるという、何かちょっと矛盾した状況になります。
で、なぜ今年の夏は例年に比べて追い込み勉強に向いている環境なのか、原因はコロナとオリンピックです。
まず良い悪いは別にしてコロナで「サマーバケーションは悪」の風潮が強くなっています。おうち時間が増える人が多いのではないでしょうか。盆休みも人の移動は少ないと思います。すると「みんな旅行いったり楽しんでていいよな」とかいう感情が起こらなくなります。
みんなおうち時間を過ごしている、そこでやることは様々で、たまたま自分は試験勉強といった具合です。週末に飲み会とかで呼ばれることも減少し、気を散らす要因が減っています(その分LINEなどの付き合いが増えるので要注意)。
そしてオリンピックです。大部分が無観客試合となりTV観戦するしかなくなっていますが、いずれにせよテレビがオリンピック一色になります。つまり、ドラマやバラエティなど見たい番組が激減するという現象が起きます。しかも、競技の多くがゴールデンタイムという、普通なら勉強している時間に重なっています。これを僥倖と言わずして何と言うか、私は言葉を持ちません。
ちなみにここで「オリンピックをテレビで見たーい」と思った人は、己が今何を目指しているのか厳しく問うてください。そして結果が知りたければネットニュースかスポーツニュースでちょっと確認すればいいと思います。
最後に、連休が増えてます。7月に4連休、8月に3連休です。勤め人はここに年次有給休暇や夏季休暇を織り交ぜて、可能な限り勉強する日を増やせます(もっともみんながみんな祝日休みじゃないですが)。
以上のように、今年の夏は大幅でなくても「勉強に集中しやすい」要因があります。この機を逃さず、今年の合格に向けて最後の力を振り絞りましょう。