スクールによる自己採点データが蓄積されていきますと、あちこちでデータを活用した「補正科目予想」が出てきます。いわく「この科目の平均点が低いので、補正発生の可能性が高い」というものです。
その的中率の正確さを論じるつもりはありません。ただ、たまーに合格発表日に「どこも予想してなかったのになぜか補正がかかっている科目」が出てきます。自己採点サイトでは平均点高くてどう考えても補正になりそうにないのに、何でこれが補正になってんだ、というやつです。
なんでそんなことが起きるのかと考えると、自己採点をしない層が原因として浮かんできます。そこまで試験に対して熱意のない層とか、どうせ落ちてるから自己採点やらないとか、あまり勉強のできていない人たちの姿が浮き上がります。
以前も言いましたが、棄権者が万単位で存在する以上受験生の中にもそれほど熱意のない層がやはり万単位で存在します。そういう層が千人単位で「勉強していれば取れる問題を落としている」からこの現象が発生します。
一部では「無勉層」と言われているみたいですね。勉強してない層。
ものすごく個人的な見解ですが、年金科目に多い気がします。なぜか。どのテキスト見ても年金科目って後ろの方にあるからです。勢い込んで勉強始めて、疲れてきて熱が冷める頃合いじゃないでしょうか。
あと「少し変化球が入る科目」「数字が多い科目」もたまに「何で?」という補正があります。
なので、いろんな分析で「補正はないでしょう」と言われた科目で補正待ちになっている人も合格発表日まではあきらめないでください。何が起こるか分かりません。