社労士試験特に択一試験は文章量が増える傾向にあります。そうでなくても長文の問題文を読んで即座に判断していかなければいけません。
そう考えると、文章を早く読めるか時間がかかるかは試験結果に大きな影響を与えます。選択式試験は比較的試験時間に対して文章量が少ないのですが、択一式はモタモタしてるとタイムオーバーになります。
以前科目別時間配分についてお話しましたが、それを可能にするにも「いかにして早く文章を読めるか」は大事なポイントになります。
ではどうすれば文章を早く読めるようになるのでしょうか。
通常の速読で言えば、ノウハウがあります。一般的な速読はトレーニングにより全体詳細ではなく「文意」をとらえることができます。ただし、小説などを読むのとは違い試験勉強では「細部」までとらえないといけません。
誰しも、初めて読む文章はゆっくり読み、読みなれた文章は早く読めます。ですからテキストの反復読破でともかく頭に叩き込むことが、試験における速読の第一歩と言えるでしょう。
特に社労士試験では問題が「条文」「判例」「裁決」等から出る傾向があります。最たるものが「目的条文問題」と言えます。あれはまんまです。すると読みなれた文章ですから出題された時に読破判断が迅速にできます。
昨今、試験では事例が目立つようになってきました。そういう問題は熟読整理しつつ(とはいえ一定のスピードは必要です)判断していかないといけませんが、そうでない問題、どこかから引っ張ってきている問題は速読することで、時間を稼ぐことができます。
そういう意味でも「テキスト高速回転ブン回し」勉強法はお勧めするところです。
ちなみに日常的に文章を早く読めるようになりたい人は速読法をマスターするのもいいですが、ともかく本を読みましょう。何でもいいです。これから秋の夜長です。文字を読むことに慣れると、自然と目の動きが身につきます。私はこっちのパターンです。
手っ取り早く方法の勉強してもいいですけどね。