私の勉強法は基本的に「市販テキストをともかく読む」です。読んでいるうちに理解し覚えます。ただし1回2回では意味がありません。何周もしていきます。
もちろん他の勉強法を否定するわけではありません。私はそうした、というだけです。
ただ、どんな勉強法で挑むにしても、興味もないものを勉強することほど苦痛なものはありません。個人的に英語と数学は大嫌いですが、じゃあ明日から1日3時間英語勉強しろと言われたら、嫌ですしやってもきっと頭に入りません。
ただ、英語が得意な人はきっと英語の楽しさを知っているのでしょう。数学が得意な人は数学の楽しさを知っているのだと思います。
それと同様に、社労士は労働社会保険諸法令の楽しさ…ちょっと違いますね。重要性と興味を持っています。それは理解して実践して身につくところもあるでしょうが、それ以上に「日本国民として生活していく上での大切な知識」としても興味がわく分野だと思います。
何しろ生まれてから死ぬまでつきまとうものですから。
特に多数の人が経験する「働く」ということに対して密接に関係してくる分野です。知れば知るほど興味がつきないと思いますし、ある種のアドバンテージにもなります。
そういう考えを持っているのと持っていないまま単に「何か聞いたことがあるからやってみようか」では、モチベーションが決定的に違ってきます。
労働社会保険諸法令の世界は、やってみると意外と面白く興味のつきない分野です。一番最初の社会保険法令が健康保険法だったと思いますが、大正時代にまでさかのぼりそこから労働者福祉をどう整備していったか、現在の社会情勢でどういう課題が出てきているか。そこまで興味を持つと一般対策にもなります。
ぜひ「単に点を取る」ではなく「面白さを感じながら」勉強をしてみてください。それは合格後社労士として活躍するときにきっと原動力になるはずです。