社労士試験合格しましたヒャッハー今日から俺も社労士だぜ、となるわけではありません。ということはまあ社労士法勉強していれば理解できるわけですが、いざ合格するまでは「ただの知識」ですのでそれほど実感のない受験生もいるかもしれません。
社労士は社労士登録=社労士会に入会して初めて社労士を名乗れます。
この士業の「強制加入団体制度」は弁護士や税理士、行政書士などにも見られます。反面同じような士業団体があるのに加入が法律上必須とされていない士業も存在します。例えば建築士や社会福祉士がそうです。
残念ながら(?)社労士は登録しないと社労士を名乗れないし、登録イコール社労士会加入、社労士会脱退イコール登録抹消ですので「社労士会」に加入しないといけません。
ただ社労士に合格したからといって必ず社労士登録しないといけないかと言うとそうではないので、ただの合格者でいいのなら別に登録しなくてもいいわけです。イコール社労士会に入らなくてもいいということです。
ですが合格者は合格者、ただのヒトです。社労士の一号・二号業務を有償ですることができません。ただ単に合格しただけ、ということです。
この社労士会、何をしているかと言うと上に連合会・下に都道府県社労士会がありいろいろ社労士業務の助けになること(物販や情報提供、研修)や、また監督・懲戒まで担っています。毎年年会費もかかりますのでそれに見合う資格の使い方ができるかどうかも一つ判断材料でしょう。
社労士試験合格し2年の実務経験(または事務指定講習修了)していれば例えば合格後30年経って登録=加入することもできますので、すぐ登録の是非を判断しなくてもいいです。
合格した人、これから合格する予定の人は諸事検討が必要そうです。何しろ「名乗るだけで二十万くらい」の世界ですので。