社労士登録には「開業」「勤務」「その他」の3種類があるという話はいつかどこかでしましたが、勤務社労士には2つ種類があります(社労士登録上区別はされませんが)。
一つは「企業内勤務社労士」。一般企業の総務労務部門に勤めながらその企業の労務管理・諸手続きを行うことができるものです。
もう一つが「事務所勤務社労士」です。これは社労士事務所に勤務する社労士です。やることはその事務所が受けた仕事をこなしていく社労士ですが、仕事を任されるレベルになると開業とやっていることは変わりません。
ただ開業との違いは「所属する事務所を通していない仕事はすることができない」つまり、いわゆる闇営業をしてはいけないというところですね。
事務所勤務社労士のメリットは開業社労士としての仕事を実戦で学べるというところです。事務所の実際の姿も分かりますので、将来事務所構えたいけどいまいち仕事の流れが分からないという人にはうってつけです。
中には「尊敬するこの先生に永遠についていきます」な「従者タイプ」もいるかもしれませんが、それは個人の自由です。
募集については、ハローワークで求人出している事務所もいれば、何かで知り合った先生から「君うちへこないか」と声をかけられるケースまでいろいろです。事務所の規模拡大したい先生とか勤務社労士探すことがあるように聞いています。
ただ、あくまで個人的な感想になるんですが、私が事務所開いているとして勤務社労士雇いたいかと言えば…少し微妙ではあります。顧客引き抜かれて独立されたらどうしようとか。就業規則のようなものに競業忌避義務入れとこうかとか考えどころです。
円満のれん分けとか後継いでほしいとかだったらいいんですけどね。