半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

恐怖!「半野良君、ちょっといいかな?」

この場合の「ちょっと」ってどれくらいの時間が適当なんでしょうね。先日、仕事終わりでタイムカード押した時に上にそう声かけられました。曰くちょっと聞きたいことがある、と。

 

別に何かやらかして事情聴取とかではなくて、とある労働社会保険諸法令に関する話だったわけです。

 

タイムカード押してもう業後になっているけど仕方ねえなあ、ちょっとですよと話をしましたが、私個人としては当然「ちょっと」だから15分くらいか長くても30分かと思うわけです。

 

まさか3時間とは思いませんよね3時間かかりましたよ。「ちょっと」が

 

まあ話も説明も長くなったのでこちらも悪いのかもしれませんが、日本語のあいまいさって怖いなと思いました。当然タイムカード打刻から3時間だと帰宅途中に交通事故でもあった日には通勤災害認定が絶望的になりますのでタイムカードの打刻はやりなおしましたが(まあ15分でもやりなおしてたと思います)。

 

さて、似たような言葉で「ただちに」「速やかに」「遅滞なく」というものがあります。勉強しているとよく出てくる言葉です。○日以内とか言われたら分かりやすいんですが「ただちに」「速やかに」「遅滞なく」ってどれくらいを指すのでしょう。

 

これは別に具体的な日数とかがあるわけではありません。「ただちに」は今すぐに、「速やかに」はできるだけ早く、「遅滞なく」は事情が許す限り早くという意味合いで、急ぐ度合いの順番は紹介順です。

 

法律用語としては別に何時間以内とか何日以内とか決められているわけではなく、優先具合の指標なんだそうです。遅滞なくを「2週間以内」と解説しているところもありますが、正しいかどうかは分かりません(何かの判例でしょうか)。

 

じゃあどんだけ急げばいいの?と言われると少し困りますよね。これも日本語のあいまいさなのかもしれません。

 

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