半分野良猫な社労士の憂鬱

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健康保険料率の謎

先日、令和4年度の協会けんぽ健康保険料率が公表されました。1番料率が高いのは佐賀県、一番低いのは新潟県です。これは試験対策として最低限知っておきたいところです。

 

で、謎と言うのは何なのか。たしか私が受験した時も佐賀県が一番高くて新潟県が一番低かったんです。この傾向はここ何年もほとんど変わってないです。

 

健康保険料率の決め方は説明するまでもないと思いますが、都道府県毎にある支部の被保険者を単位として医療費や介護保険分の納入金等を勘案して決定されます。また都道府県間の被保険者の年齢構成や総報酬額平均に応じて調整がされます(つまり医療費等の高低で決まるように補正される)。ちなみにこの説明はかなり端折ってますので受験生の方はテキストで正確に覚えてください。

 

ちなみに全国平均は10%です(基準として決められています)。

 

ではどうして佐賀が高く新潟が低いのでしょうか。佐賀のほうが医療費が高いのでしょうか。これだけでは分からないので各3位まで出してみます。

・高い順 佐賀県 鹿児島県 大分県

・低い順 新潟県 富山県 福島県

 

高いのは九州ですね。低いのは東北北信越です。これは上位3位だけではなく、全国的傾向から見てもそうです。西が高くて東が低い。西高東低の傾向にあります。まるで冬型の気圧配置ですね。

 

もちろん各年度ごとに結構変動(例えば石川県は前年比0.22%下落しています)があり、佐賀11%、新潟9.51%ですから1.49%の差、僅差と言えば僅差なのですが、西高東低の傾向は例年あまり変わらず、トップの佐賀・新潟も例年ほぼ変わりません。

 

これは一体何が要因なんだろう、ヒマがあったら統計資料から調べてみようと受験生時代に思い立って、思い立ったままそのうち忘れるということがずーっと続いています

 

なので私は原因が分かりません。ヒマな人は調べてみてください。

 

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