もうすぐ年度末になってきます。毎年年度末になると仕事が忙しくなってくるのは当然として、気になるのはやはり「人事」です。
うちの職場はあまり規模が大きくないのと仕事柄もあるかもしれませんが、あまり横の人事異動はありませんでした。そのせいでスペシャリストは育成されてもジェネラリスト、つまり総合的に職場全体の仕事を知り、将来上に上がった時に職場全体を俯瞰できる人材育成システムができてなかったんですね。
そしてこれは何につながるかと言うと仕事の属人化、固定的な人材配置へつながっていきますし、適材適所人事がなかなか難しくなります。
私が社労士取って勤務登録して最初の意見具申がこの「横の異動を活発化させろ」でした。それが取り入れられたのかどうか知りませんが、年々異動が活発になってきています。
結果として私も異動に戦々恐々としなくてはならなくなったという。
それはさておき、もう一つが「退職」の問題です。うちの就業規則では1ヶ月以上前に退職の申し出をしなくてはなりません。もっとも民法では2週間前(無期はね)ですが、いずれにせよ、辞める人はもうすでに内々に意思表示しているかもしれません。
腹の探り合いとまではいきませんが、仕事ぶりが少し変わったとかやけに机周りの整理を始めたなとか、嫌でもそういうところが目についてきます。その予感が当たっているかどうかは別にして、ですが。
同じ部署でヘタな異動や退職が発生するとこっちの仕事が増えることが多いですので、そういう意味では波風立たないほうがいいんでしょうけどね。
春は出会いと別れの季節です。ただ、昨年のように「退職届の書き方」を私に相談するようなマネをする社員が出てこないことを祈ります。