私にとって恐怖の言葉です。新聞でこの言葉を見るとため息が出ます。なぜか。あーまた何かが変わるんだ、改正がかかるんだと。これは「社会保障審議会に諮問しました」も同じです。
役所内で何とかできるものを除いて、重要な改正などは厚労大臣がこの手の「審議会」に諮問します。そこで「叩き落とせ!」となることは割と少なく、ここに出てくるということは一定何かの改正が出てくるという予告みたいなものです。
もちろんそれ以上に、一般常識(試験の一般常識ではない)として世の厚生労働政策の動向を知っておくことは大切なことですのでそんな新聞記事やニュース見たら熟読しとかないといけないのですが、これが通って正式に改正なり通達なりが出たら頭の中のテキストをまた書き換えなきゃならないのか、と少し暗澹たる気分になります。
受験生は試験範囲に入らない限り(そしてそれは施行をもって範囲に入る)のでヘタに覚えていると、試験で知識が邪魔をすることがありますが、世の流れをつかんでいると白書統計が読み解きやすくもなりますので「流し読む」程度に興味を持っておいても損ではないと思います。
新聞はいちおう端から端まで読むタイプの人間ですのでそれでなくても読むのですが、見ていて「またか…」とため息つくようになったら、何なんでしょう。自分の知らない何かのトラウマでもあるんでしょうか。
こんな人が「労働新聞」とか購読しはじめたらどうなるんでしょうね。労働社会保険のみで構成される新聞ですから、発狂するんじゃないかとも思ったり(お値段がお値段ですので購読できませんが)。