日々生活の中で無いようで意外とあるもの、それが労働社会保険諸法令にまつわる世間話です。
「中高齢寡婦加算」。勉強している人は当然知っているべき制度です。それを詳しく説明したりするブログではないのでテキストなり何なり参照してくださいと言っておきますが、先日世間話の中でこの「中高齢寡婦加算」にまつわる話が出てきました。
正確には「ああ、それ中高齢寡婦加算だよ」と私が説明するべき場面だったわけですが、何と驚くことにこの「中高齢寡婦加算」という単語が出てこないのです。
頭の中では分かっています。制度もばっちり分かってますが、頭の中で「ほら、アレ。そうアレよアレのことよ」みたいになって単語が出てきません。
よく老夫婦の会話で「アレ取ってアレ。アレだよアレ」みたいなやつがあって物忘れの始まりみたいに言われますが、それと似たような状況でした。
単語が出てくるのに15秒ぐらいかかりましたか。若年認知症でも始まってんのかと思うくらいのはがゆさです。もっとも本体の制度はしっかり覚えていますので認知症ではなく「物忘れ」なのでしょうが、いささかショックでした。
まあ労働社会保険諸法令に限らずこんなことは時々あるのですが、やっぱり普段から勉強していないとすぐ頭から抜けてすぐに思い出せなくなってしまいます。現役社労士でも年金に特化していないと何年かたったらそんなもんかもしれません(個人差はあるでしょうが)。
試験受けるまでも勉強漬けの日々ですが、試験に合格しても勉強は続けないといけないと痛感したことでした。だいたい私は「仕事しない勤務社労士」ですから忘れていく範囲が広すぎます。
本試験でこの有様だと致命傷になるなと思いつつ、会話の中でもこの有様だと「大丈夫かこの社労士」みたいになるなと思ったことでした。