先日官報の社労士登録者欄を見ていて、アルファベットのお名前の方がいらっしゃいました。一瞬「ん?」と思いましたが、確かによくよく考えてみると社労士登録は無論のこと社労士試験ですら「国籍要件」はありません。
普段あまり考えたことが無かったので一瞬とまどいもしましたが、労働社会保険諸法令に精通し試験を突破し登録要件(年齢・実務経験等)を満たしていれば問題は何もないので、国籍要件なんかあるはずもないです。
他の士業も似たようなもので、弁護士さんとか外国の方が日本の弁護士登録受けていたりします。
それにしてもやはり「言葉の壁」は気になります。特に法律用語は日本人で国語教育受けている人でも「なんやこれ」みたいになる時があるレベルですので大変だとは思います。昨今いろいろ話題になっているニューヨークで弁護士試験受けている人も同じだと思いますが。
まあ受験資格をいろいろ見ていると学歴要件にしろ実務要件にしろ資格要件にしろ「日常会話レベルはペラペラ、それ以上の文章理解・読解能力」がないとまず難しい気がします。その上に労働社会保険諸法令知識ですからすごいと思います。
日本にいる社労士44000人の中にどのくらい外国の人がいて、また年間35000人の受験生の中にどのくらい外国の人がいるかはデータがないのでよく分かりません。が、いるものだなあと初めて実感したことでした。
ちなみに半野良は英語が超がつくほど苦手ですので外国の資格取れと言われても無理と思います。英検10級(あるのか?)ですら怪しいレベル。