これはどんな資格試験にも言えることだと思います。ここまでの試験勉強期間がどれくらいだったか、どんな勉強法だったかは人それぞれだと思いますが、本試験まで残り1ヶ月何をどう勉強するかという話です。
試験まで残り一ヶ月、ここから先はもはや問題集で知識到達度を試したりする時間も必要性もありません。本来であればそれはもう終わっているはずです。終わってない人は問題集1冊やってみましょう。
そして、得意不得意が分かっていると思います。では不得意分野を手厚くカバーしていくべきでしょうか。
私の考えとしては、もはやそれすらもする時期ではありません。欠点を補っている間に得意分野の知識が抜けては本末転倒です。持っているテキストをただひたすら全て読み、網羅していく。もちろん密度とスピードがより一層必要とされます。
残り1ヶ月は総仕上げの期間です。全ての科目、全ての項目、全ての論点を再度頭に叩き込み、記憶と知識を上塗りしていくことだけを目指します。この時忘れてはいけないのは「どんなに分かりきっている論点も省略しない」ということです。世の中何に足をすくわれるか分かりませんし、人間は考える生き物。度忘れもあります。果ては「冷静に考えたらあっさり解ける易問で、疑心暗鬼に陥って悩む」などということもあります。
簡単な、優しい論点も手を抜くことなく頭にしっかり叩き込んでいきましょう。
この一ヶ月をどれくらいの密度で勉強できるかで試験当日の気分がかなり違ってきます。同じ知識量でも、不安や後悔うずまく中で試験に臨むのかそれともある程度のやり切った感を持って試験に臨むのか。どちらがいいと思いますか?後者ですよね。
ただし、そうは言っても睡眠を無理に削って勉強するのは避けましょう。