と言っても9/16の話ですけど、最新の厚生労働白書が公開されています。一般対策白書マニア待望の資料です。もちろんそんなマニアがいればの話ですけど。
今年の冒頭重点テーマは「社会保障の人材確保」です。2040を控え人手不足とされる(それでなくても人手不足の業界ですが)医療・介護・福祉サービスの担い手をいかにして確保していくかが主要テーマとされています。
もっともそれ以外にも重要なテーマの施策が掲載されています。けっこうな文量ですので読むには苦労しますが、飛ばし読みでいいですからざっとつかんでおくと良いでしょう。
これがどう試験に反映されていくか(そもそも出題されるのか)は試験委員以外には誰にもわかりませんが、来年の社労士試験を受験しようと思っている人は概要くらいは押さえておいた方がいいかもしれません。そこには人材確保のため労働社会保険関連でどう後押ししていくかも書かれています。
また簡単なところではこれからの人口推移、高齢者・後期高齢者比率などが出題されやすいでしょうか。2040年にはどうなっているかも含めて勉強になると思います。
だいたい厚生労働白書って秋ごろに発表されることが多いのですが、社労士試験勉強上非常にありがたい時期でもあります。まだ試験まで1年近くある中で、勉強に本腰を入れる前に読めるからです。春先になって直前対策本が出てから白書対策をするのは、遅いですし非効率です(主要科目の追い込みに入る時期だから)。
ですので比較的ゆるゆるしている秋のうちに白書統計は目を通して、うすらぼんやりとでも概要をつかむことが大切です。
ただ熟読していると時間がいくらあっても足りませんので、よほど速読に自信のある人以外はおすすめしません。