相変わらず何の根拠もない「予感」にしか過ぎませんが、そんな気がしています。
と言うのも、今年の試験をざっと見た感想からなんですが、底意地の悪い問題が科目全体を埋め尽くしているという感じはなく、どちらかと言うと「本気で勉強をしてきた層が難問奇問で足をすくわれない回」ではなかったかなと思います。
確かに申込者が増加し(どういう層が増加したかによりますが)受験生の数も多くなっているとはいえ、意地悪な問題に引っかかってしまうという不運な落ち方をする実力者層が少ないと考えると、合格率が高くなるのではないかな、と。
とはいえ平成26年試験のような「10%超え」はさすがにないと思いますので、8-9%前後といったあたりでしょうか。それでも11人に10人は落ちる計算ですので狭き門に違いはありません。
一年勉強してきてウルトラクイズのような問題で叩き落とされることが毎年のように繰り広げられる社労士試験ですので、今年は勉強に本腰入れてきた人にとってはラッキーな回だったのかもしれません。
もっとも平均点により合格基準点もまた上下しますので、フタを開いて見たら例年通りなんてことがあるかもしれませんが、あくまで「何となく私が思う」範囲では合格率高めな気がしています。
だからといって試験が簡単だったわけでもないし、合格率が高いから合格者の質が悪いとかそんなことは一切ありません。報われるべき人が報われる年だった、ということです。
もっともあまり合格率が高いと試験委員が来年の試験で何をしてくるか分かりませんけどね。