半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

今にして思う社労士試験の難しさ(2)

社労士試験勉強以外に主だった資格勉強と言いますと衛生管理者とか、社労士試験中にやったFP技能士2級とかいろいろありますが、やっぱり社労士試験のほうが難しいなと思うポイントがいくつかあります。

 

以前同様の記事で「範囲がともかく広い」ということをお話しましたけど、それ以外に思うのは「改正がともかく多い・ややこしい」ことです。1年古いテキストで勉強すると、まあ8割以上は改正が無いんですが残りの改正ポイントが試験に出るわけで、間違って覚えると罠にはまります

 

他の資格ってそんなに法改正がないんです。例えば衛生管理者なんかはっきり言って5年前のテキストで十分合格が狙えます。労働生理にしても人体の仕組みが5年で変わるほど人間進化は早くありません。

 

労働安全衛生法関係でもそれほど深く出題されるわけではないので、改正があってもあっさり覚えておけば済むことですし、そんなところはあまり出題されません。

 

ところが社労士試験は細かなところが改正されたり、新しい制度が追加されたりは毎年のようにあります。そのためテキストの追記訂正は常に必要ですし、そしてタイミングと内容によってはそれが出題されるわけです。まるで罠のように

 

さらに言うと試験自体が年一回の一発勝負です。これを逃したらまた一年、いろいろな改正に合わせて知識を書き換えないといけません。せっかく覚えたのに、それを白紙にすることもままあるわけです。

 

もっとも合格してからも常に改正点を追っていく行為は終わらないわけですから「社労士の宿命」と言えばそうなんでしょうが、他の資格はそこまでではないです。無論弁護士とか司法書士とかもいろいろあるんでしょうけど。

 

古本テキストの価値がすごいスピードで無くなっていく、それが社労士試験です。

 

にほんブログ村 資格ブログ 社労士試験へ
にほんブログ村