と、上司に言われました。何のことかと思って話を聞くと「仕事持ってくるなオーラを出して仕事しているから仕事を回しにくい」のだそうです。で、仕事を回したら回したで素直に引き受けない(最終的にはやる)し腰が重い、のだそうです。
そりゃそうだ、こっちは職種を複数兼務して忙殺されてんだから仕事追加されて面白いわけがないですよね、でも実際仕事は回ってきているし、仕事を「断った」ことはないはずですがと答えると「仕事を素直に受けてもらわないと職場の空気が悪くなる」のだそうです。
まあ、早い話が「言うなりに仕事を受けて言うなりに黙ってやれ」ということです。で、それを喜んでしない半野良は業務指揮がしづらいのだそうです。
腹は立ちません。立場を変えればもっともな話です。ただそれに合わせる余裕はありません。きっと明日からも何も変わらないでしょう。むしろ「素直に断る」ことのほうがすっきりするのかなという、上にとっては困った結論に至りつつあります。
これだとただのグチブログですので、労務管理という点で第三者的な視点でアドバイスするとしましょうか。
これは指揮命令の問題ではなく、職務の視点の違いです。命じる方と命じられるほうの意思が統一されていない中で職務命令を出しても、認識が同一でない限り齟齬が生じます。
つまり「なぜその仕事を急ぎ、そしてなぜやらないといけないか」は単に立場の上下だけで論じる話ではありません。普段からの職務全体において共通の方向性を持っていないと、上司と部下はただの「やらせる、やらされる」関係になります。それは表に出る出ないは別にしてお互い「不満」につながります。
経営理念や企業理念を現場に下ろし、それが社員のビジョンになっているかどうかは社員のモチベーションを大きく左右します。ビジョンという総論から各職務、個々の仕事という各論に分岐していくわけですが、ここが寸断されていると仕事はただの「面倒ごと」になります。その意思疎通ができているかどうかは管理職として考えないといけないかもしれません。
ま、どちらにしても「忠誠度2」の私にそれが通じるかどうかは知りませんが。