クレーマーレベルのクライアント対応シリーズになってきました。以前話した「密室でクレーマー担当にさせられた」の続きです。いろいろ対応しているうちに信頼されて感謝されてしまうようになりました。
何か特別なことをしたわけでもありません。ただ特別身構えていたわけでもないです。よく「腫れ物に触る対応をする」とか「毅然と断る」という対応法がなくはないのですが、仕事としてやるべきところは普通にやっていただけです。
他のクライアントの対応と何が違うのかは私自身よく分かりません。ただ話はどんな内容でもよく聞く(そしてこれは別にこのケースに限った話ではない)ところでしょうか。仕事に直接関係ない話でもとりあえず聞きます。
人間感謝されるとうれしいとは思いますが、この場合「うーん、何なんだろう」と不思議な気持ちになりました。私が着任するまでの一連のトラブルは一体何だったのか、なぜ私でないといけなかったのか、いちいち職場内で「いえーうまくやったぜ」とか宣伝しているわけでもないので誰も教えてくれませんし、私自身もよく分かりません。
ただそのクレーマーさんいわく「今までここまでしてくれる人はいなかった」のだそうです。別に特別便宜をはかったつもりもありません。できないことはできないとも言ったこともあります。ただここまでならできるという対案は示してみました。それでしょうか、いや違うな。これも普通のことだし。
もっともこれで付き合いはおしまいというわけではなく、まだまだ長い付き合いにはなりそうで、いつかは地雷の4つや5つは踏むと思います(実際2個くらい踏んでる)が、「ありがとう」とわざわざ言われた時に、何なんだろうなと思う一日でした。