半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

転職が当たり前の時代になる?

以前どこかの大企業が昇進制度を見直して「実力があれば20代でも課長になれる」制度にしたと言う報道がありました。また仕事に応じて待遇が決まる「ジョブ型雇用」も進んでいるという話も聞きます。

 

20代で課長になって、その後とんとん拍子で昇格していったら後に待ち受けるのは「ヘッドハンティング」か何かなのかな、と思ったことでした。そんな人材引き抜きたいですよね。

 

昭和と平成初期までは終身雇用がまだ主流でしたが、最近だんだんそれが崩れている(政府が崩そうとしている)気がします。つまり入った会社で人生を全うするのではなく、腕を磨いて技能をつけて、待遇の良い会社や異業種に転職する。そんな方向になってきています。

 

欧米型の雇用慣行ですね。少し前までは「そんなのよっぽどデキるエリートの話だろ」と思ってましたが、これがどうも下々にも広がってきつつあります。

 

ただ誰もがそんな人生を望んでいるわけではなく、ある程度安定しているならそれでいいと思う人もいるでしょうし(実際若年層の出世意識が意外と低い)、中小企業レベルでは「ひんぱんに転職されては困る」という人材もまたいるわけですから待遇に腐心しなくてはならなくなります。

 

また「せっかく育てた人材が他に取られた」なんてことも日常茶飯事になるかもしれません。今でも業界によってはあるのではないでしょうか(特に資格と経験がモノを言う業界では)。

 

まあ雇用慣行って永遠に続くものではないですから景気とかでコロコロ変わります。労働者はその中で生き残って飯食わないといけないわけですから、いろいろ考えて行動しないといけない時代なのかもしれないですね。

 

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