先日、総理の選挙応援で爆弾が投げ込まれたというニュースがありましたね。報道がそれ一色になったのでご存じの人も多いと思います。
で、一番気になったのは総理の警備体制でも犯人の犯行動機でもなく「意外に逃げる人が少ないな」というところです。
無論警備上の観点から総理は迅速にその場を離れています。もし総理が「俺が犯人をボコッてやる」と思っても周囲が許さないでしょう。ただ、犯人が取り押さえられた後その周囲に聴衆が大勢残っていたわけです。ほとんど動いていないどころか、むしろスマホ片手に集まっていた感じがします。
その後、爆弾?が爆発してようやく距離を取るように離れていきましたが、ああいう場に居合わせた場合に私でも同じことをしたのかなあ、つまり逃げずにスマホ片手に取り押さえられた犯人映してたのかなあ、ということです。
まあ爆弾投げたというのはその場で共有しきれないとは思います(何が起こったか分からない)。ただあからさまに総理を狙った危険な人がいるというのは分かると思います。
群集心理に、緊急時の人の行動として「危険が迫っているのに、周囲の人が逃げないと自分も逃げない」というものがあった気がします。それでしょうか。それともともかくスマホで動画を撮りたいという心理があるのでしょうか。
犯行の様子はさんざんテレビで流れましたが、それを見ながら思ったことでした。まあ離れた場所からテレビや動画で見ているのと、その場に居合わせるのとでは入ってくる情報や前提の情報が全く違うので、私も「何が起きた?」と群集の中にとどまったかもしれません。