先様と打ち合わせや応談、会議をする時に冒頭から仕事の話を始めることはほぼありません。必ず何か「余談」を入れています。内容は簡単なものです。天気の話が多いです。
なぜかというと、世の中には「アイスブレイク」と言ってこれよく研修講師が使う手なんですが、いきなり本題に入らず相手の気持ちを少し和らげてから本題に入るという手法らしいのですが、私の場合「単に話しにくいから」です。
ただいつでも天気や季節の話もできませんので、相手の趣味趣向に合わせた雑談の力というのは問われてきます。無駄な知識も相手にフィットすれば話に入りやすくなります。
そういう雑談系の知識をどこから仕入れているかというと、新聞とネットニュースです。今時新聞なんて、と思われる人もいるかもしれません。一通り興味のある情報を仕入れるのであればネットニュース流し読みでいいのですが、「自分に興味のないネタの引き出し」を増やすには新聞を一通り見たほうがいいです。
あと相手の好きそうなことを「聞いて教えを乞う」というのも一つの方法かもしれません。
私はゴルフはやりませんが、先様でゴルフが好きな人もいます。私は話をするたびに「こんな時どうするもんですか」と聞いてみたりしています。好きな人はそこからうれしそうに話してくれます。
仕事と言えども人と話すことには違いありません。知り合いに会った時に「最近どう?」とか聞くのと同じかなと思っています。そのためには相手のことを知って話のタネを持っていないと、難しいです。
まあ時々「スズメの子が蜘蛛の巣に引っかかっていた」とかいう話をして引かれることもありますが。