仕事をしていると、どうしても「気の乗らない案件」とか「嫌な案件」とかが出てきます。また「苦手な案件」もそうです。
締め切りが設定されていれば話は別ですが、こちらの裁量に任されている場合、やりやすい案件を優先してしまって、嫌なことはしばらく放置したり後回しにしたりしがちです。
これ、経験としてろくなことにならないです。こちらの思っているタイミングと先様の思っているタイミングは、苦手な案件や気乗りのしない案件ほど「ズレ」があります。しかも悪い方向に。
ですから得手不得手や好き嫌いで仕事の優先順位をつけると、かなり高確率で「ろくなことにならない」わけです。
仕事の優先順位付けの方法はいくつかあります。重要度と急ぐ急がないで区別する方法とか。これは仕事の流れの整理にもなりますのでぜひ頭に入れておきたいところですが、それに加えて「嫌な仕事ほど先にやれ」は鉄則です。
ただし嫌な仕事ばかりやっていると気が滅入ってしまうので、「それが終わればやりたい得意な仕事」を入れておくといいと思います。休日になったら楽しみがある、というのと似た効果があります。
と、頭で分かっていてもやはり人間は感情で動く生き物。嫌なことは先延ばしにしたいわけです。何度痛い目にあっても、根底はなかなか変えられません。
私は意外とルーズで気分に流されやすいほうですので、特にこの傾向があります。やりやすいことからやる傾向です。これではいかんと思いつつ、これがある意味忙しさの原因になっているのかなとも思いつつ、日々をやり過ごしています。
化けて出ないように願いながら。