半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

社労士の「品位」とは

社労士法第一条の二

社会保険労務士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正な立場で、誠実にその業務を行わなければならない。」

 

…この品位って何なんでしょうね、という話は実は社労士登録してから嫌と言うほど聞かされます。簡単に言ってしまうと「法律で特別な立場をもらってんだから変なことすんな」って意味です。特別な立場ってのは名称・業務独占による専門性であり、対外発信力なわけです。

 

つまり「変な社労士先生がいると社労士の資格そのものの信用が落ちるのでやめろ」って話です。

 

じゃあ具体的に何?と言われると「公正でも誠実でもない言動」だそうで、よくやり玉にあがるのが「思い上がった労働者をひねりつぶす」的な発言とか「ブラック事業主を地獄に落とす」とか「年金など先はないので納付する奴はバカ」とかそういう発言をしたりが主だったところです。

 

バレたら処分モノですのでライセンスを肩にぶらさげている方は常に注意しています(そのはずです)が、ネットの世界ではついつい口が滑りがちですので「適切な情報発信について」とかいう基準まで定められています。

 

あと身だしなみとか、きれいな言葉使うとか、廊下は走らないとか、義務教育レベルのマナーは最低限といったところでしょう。

 

(「火葬場や葬儀場に、遺族年金手続きしますの広告を貼る」も品位に欠けるらしいですが、個人的には「その手があったか」と思ってしまったり)

 

そうは言っても「逆モヒカン紫染めクチビルピアス」は「品位を欠く」のかどうか。ただそれだけでは判断は早急かもしれません。人は見た目で判断してはなりません。もしかしたらすごく懇切丁寧かつ有能な社労士先生かもしれません逆モヒカンでも。

 

判断するのは社労士会ですので注意の一つはされるかもしれませんが。

 

私などは別に社労士として発言することが少ないですし、社会人としてもマナーや身だしなみに気を付けて服もファブりまくっているくらいですから品位は大丈夫と思いますが、周囲の評価は「慇懃無礼の典型」だそうです。そんなばかな