半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

本試験の心得(25)「本番で緊張しない方法」

試験本番はドキドキします。特に試験前夜から試験直前に緊張は強くなります。過度な緊張はパフォーマンスを低下させ、普段なら解ける問題が解けなくなったりします。

 

では、本番でまったく緊張せず試験に臨むことは可能でしょうか。

 

結論から言いますと「不可能」です。模試を何回受けても満点だった人ですら、鼻歌交じりで試験に臨めません。むしろ普通の人より緊張しているかもしれません。「選択足切り+難問奇問」がある以上、どんなに勉強していても当然の状況です。

 

ではなぜ本試験で緊張してしまうのでしょう。理由はたったの一つです。合格を意識して「不合格になったらどうしよう」と思うからです。

 

では少しでも緊張をやわらげるにはどうすればいいか。逆に考えることです。不合格を恐れるということは「少なくとも合格が狙える」という思いを持っていることでもあります。それは模試の結果だったり、問題集の手ごたえだったり、勉強時間だったり、自分なりの何らかの基準で「合格できるかもしれない」という自信がどこかにあるからです。

 

と言うことは、合格が狙える圏内にすでにいるのです。記念受験やハナから捨てている人は緊張しません。緊張するということは、合格可能性が高いのです。そう考えればあとは「合格をつかみ取る」だけです。まだつかみ取ってもいない「合格」を「失う」ことを恐れるから過度に緊張してしまうのです。 

 

前を向いて目の前の一問にのみ集中していけば、過度に緊張することもないでしょう。たとえ超難問が1問目にあっても「次は解ける問題」と思えばいいし、選択難問で運否天賦になったとしても「あきらめない」ことで気持ちが違ってきます。

 

ただ、過去本試験を受けた際に「ひどいめまいや頭痛がした」「過呼吸寸前だった」「と言うか倒れた」レベルの緊張を経験された方はちょっと気になるレベルですので、必要に応じて医療機関を受診してもいいのかもしれません。