社労士試験に限らずですが、こと試験というものは緊張します。緊張しないということは「捨てている」ことの裏返しですから緊張して当たり前と言えます。
ただ、過度な緊張は思考に影響を与えます。いつもならすらすら思い出せるはずなのに思い出せない。そういう「魔物」が潜むのが本試験です。
ではどうすれば過度に緊張しなくて済むのでしょうか。
方法の一つとして「試験に慣れておく」ことです。これは別に他の資格試験を受けてもいいわけですが、長丁場の忙しい試験勉強のさなかに別の資格試験を受けることは得策ではありません。
ではどうするべきか。模試です。それも会場模試。会場模試は問題内容もそうですが、スケジュールそのものが本番さながらに流れていきます。つまりリハーサルですね。以前模試の話をしたことが何度かありましたが、会場模試を受ける最大のメリットはこの「リハーサルができる」ということにあります。
もちろん模試と本試験では出てくる問題は違います。ほぼ違うと考えていいかもしれません。難易度もばらつきがあります。模試でいい点取って本試験で落ちたり、その逆もありえます。ですが、試験本番と流れは同じです。
例えば私は模試も受けずに本試験受けたのですが、面食らったのは着席時間から試験開始まで30分、試験説明という名の「無駄な沈黙時間」があったことです。テキストを読むことは許されません。数分の説明が終わるとただ試験開始を待つだけです。
そういうことも体験しておくとおかないとです、メンタルに差が出ます。
ちなみに私の場合は模試を受けていないので「初回挑戦」がこの場慣れの機会でした。翌年は緊張はありましたが試験の流れがわかっていたのでそのあたりは楽だったのを覚えています。