オフィシャルサイトで試験問題が公表されていましたので少し読んでみました。
感想としては、難問奇問はごく少なかったように思います。どこかで見たような問題もちらほらしてましたし、問われているところは基礎的な(=テキストに載っている)事項が多かった気がしました。
気になる特徴としては、判例と事例問題が多かったことです。特に労基法と労働一般常識がダブル判例になっていたので少し戸惑った方もいたかもしれません。ただ内容としては「過去のメジャー判例」ばかりですので、テキストによっては内容に触れていたものもあると思います。
と言うか国家公務員試験の労働法では必ず出てくる判例が散見されました。
事例問題も文章は長ったらしいのですが、要点を抜き出していくと「ああ、なるほどね」と解ける問題ではあるかなと思います。ただ先の判例問題にしても、家で机上で解くならまだしも異様な緊張感のある試験会場で解くのは…いつもの冷静さは保てないかもしれません。
個人的に難問だなと思ったのは国民年金法です。これこそ「どこかで見た問題」だったのですが、条文系の問題はすでに忘れていますので難問になってしまいました。現役受験生は苦にしなかったと思います。
その中で今年科目最低点の補正がかかりそうな問題は…と考えていましたが、どうでしょう。なんか「これは補正される、こんな問題出す奴がいるか」な科目はなかったように思えます。
とはいえそれはあくまで私の感想。フタを開けるまで分かりません。補正待ちの人は気を落とさないでください。
ちなみに択一式試験はもっと時間がある時に見てみたいと思います。