たまに「半野良さん、社労士試験って難しいんでしょ」って言われることがあります。そんな時決まって答えるのが「難しいと言うより、意地が悪い試験です」という言葉です。
リベンジ組はこの言葉の意味がたぶん分かると思います。選択37点択一70点という「労働社会保険諸法令マスター」ですら、選択で単一科目で3問落とし補正がかからなかったら落ちる恐怖の試験です。これを意地が悪いと言わずして何と言うか。
この試験を難しくしているのは試験範囲の広さもありますが、選択科目での科目足切りが大きなところを占めていると思います。何しろたった5問中3問必中が条件ですから、難問とか初見が紛れるだけでもうやばいです。特に勉強に勉強を重ねて合格に片手がかかっている層ほど、ここで苦しめられることがあります。
これが「10問中6問」だったらどうなんでしょうね。まだ少しは「紛れ」は少ないでしょうかね。
どこかのデータで「合格者の倍くらいの人数が合計点では合格基準点を上回っている」らしいので、難しいというよりこの「運」があるのでしょう。特に一般科目。
とはいえ「勉強したことドンピシャだった」という人がいるのもまた事実です。試験範囲を完全に網羅することがほぼ不可能(特に一般科目)とは思いますが、勉強を続けていれば「自分にとってのボーナスステージ回」が回ってくると思います。
ちなみに蛇蝎のごとく嫌われている労働・社会一般科目ですが、考えてみると私が普段勉強していることってまさに一般科目なんですよね。新聞読むときもアンテナはそっち側です。受験生時代は「ただの意地悪科目じゃん」と思ってましだか、合格してみると「だからこんな科目があるんだ」と得心してます。
試験は意地悪ですけどね。