社労士試験には「難問・奇問」と称される「テキストのどこにも載ってねえよそんなもん」な問題が出ることがあります。
もっとも択一式で出た場合は1科目10問中の1問2問ですのでダメージは低いのですが、選択式で出てくると、選択式は5問しかありませんのでダメージが高いです。これは科目別最低点(基本3点)があるせいもあるでしょう。
さて、昨年はこの難問奇問の類がほぼありませんでした。そのせいで科目別最低点の補正がなされずに合格率は例年通りといったところでしたが、今年はどうでしょう。
私は作問者でも予言者でもないので試験前に難問奇問が出るかどうかは分かりません。ただ、出ると思っていいと思います。その上で「科目全部が難問奇問」ということはごく少ないということも頭に入れておいてほしいです。
つまり、勉強していれば選択式で2点は取れます。そういう問題がだいたい出ます。残り3問が指運勝負となっても、普通問である2点を確実に取っておけば科目点クリアの可能性はぐっと上がります。
ですので基本はおろそかにしてはならない、ということです。
難問奇問と化すのはだいたい一般常識系科目です。ここは白書・統計・マイナー法律でひねった問題が出ると難問化します。10年くらい出ていない労務管理が出た日には地獄絵図でしょう。
ですが、取れる問題を最低限取っておけばチャンスはあります。難問が出たーもうおしまいだーと思わず、ひるまず、冷静に受け止めましょう。