半分野良猫な社労士の憂鬱

半分野良ネコみたいな企業勤務社労士の資格取得体験や日々のよもやま話をしたりするブログです。

試験科目を免除してもらおう

社労士試験は9科目で構成されています。選択式では原則各科目5問中3問、択一式では10問中4問の正解が最低限必須とされています。

 

たぶんこの科目足切り制度が無くて合計点で合否が決まる試験であれば合格への道はずっとたやすくなるはずです。例えば選択労一で0点だったとしても他の科目で5点連発すればカバーできるわけですから。

 

でもそれができません。選択37点でも2点科目があるだけで合格は厳しくなります。特に一般科目は範囲が広く初見問題に当たる可能性が高いので、例年受験生から「鬼門」扱いされています。

 

ではそんな労働一般常識または社会保険一般常識を「受験せずに」済む方法はないのでしょうか。それが「科目免除制度」です。これはある一定の経歴がある者または一定の経歴があり免除講習を修了した者は、その科目を受験しなくて良いというものです。

 

どんな人がそれに該当するのか、いくつかありますので詳細は試験センターオフィシャルサイトを参照願いたいのですが、例えば「公務員(厚労省関係事務に限る)・年金機構職員・全国健康保険協会職員として10年勤務した者」「社労士・社労士法人の補助者として15年勤務し、免除講習を修了した者」などです。

 

一番簡単な道が「社労士事務所で事務員15年やって免除講習(最後にテストがあります)修了」すれば、悪夢のような一般科目を免除してもらえます。現に毎年各科目の免除講習が実施されますが、一般科目の免除講習受講者は他科目に比べて多いです。

 

ただし、だからといって劇的に試験が簡単になるわけではありません。今年の試験では科目免除受験生が841人いましたが、合格したのは106人。合格率は12.6%です。全体合格率が7.9%ですので「倍はいない」計算になります。

 

免除していない科目もあなどってはいけないということなのでしょう。

 

何年かかってもいい、一般科目を免除してほしいという人は公務員試験受けたり社労士事務所に就職して15年頑張ってみてもいいかもしれません。

 

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