以前も話をしましたが、「社労士試験って難しいんですか?」と聞かれた時に「どちらかと言うと意地が悪い試験です」と答えています。実際「いかにして受験生を叩き落とすか」に注力しているような試験ですから。
考えてみれば、世の中にはいろんな社労士受験スクールや市販テキストがあります。また問題集もあふれています。実践模擬試験も数多くあります。それらを制作しているのはそれでメシを食っている「その道のプロ」です。過去の試験傾向を分析し、出題されるであろう分野を絞り、また難問奇問対策も怠りがありません。
そんなプロたちが連日連夜心血を注いで作り上げたテキストや問題集をあざ笑うかのように、しかも小問大問レベルならまだしもヘタをすると「科目一つ」がカスりもしない初見問題ということが毎年のように起こってしまう。これを「意地悪」と言わずして何と言うのでしょう。
それだけ試験範囲が膨大ということもありますが、せめて「どこかで見た問題」ではあってほしいというのが受験生の願いだと思います。ご安心ください。そんな願いなんか本試験は軽々粉砕してくれます。
とはいえそんな初見難問でも勉強して解けている人が全くいないわけではないのですが、大多数が「見た瞬間うめき声を上げる」問題が出てくる社労士試験は、やはり意地が悪いとしか思えません。
まあそんなことを嘆いていても何も始まらないので勉強を地道に進めるしかないのですけどね。
あまり奇問難問対策にばかり力を入れずに、基礎からしっかり固めてください。