何でこの試験を受けようと思ったのか。動機は「肩書きが淋しいから」というお粗末なものでした。この数年前に今の職場に転職したんですが、履歴書に書ける資格がほんと少なかったというか、さらに転職した先ではいろいろ資格持っている人がいたというか。
じゃ自分に受験資格があってそれなりに難しい資格て何なのって思ったときに、ユーキャンのチラシか何かで社労士って資格を見つけました。この時点で具体どういう資格なのか、あまり分かってなかったです。実際、当時やってた仕事とはあんまり関係のない資格でしたし。
ただ、転職前の職場で社労士取った人がいて、社内報で2ページくらい特集組まれてたのを思い出しました。そうそう、けっこうすごい資格なんだなと。しかし、合格率1ケタかーどうしよう、今の仕事に合う資格にしようかなでもお金かかるしなーと思ってたら、総務の人がたまたま「こんど社労士挑戦してみる」と言うではありませんか。
おお、じゃ、わしもわしも。
…今思うとどんだけふざけた動機なんだと真剣に思いますが、正直な原点です。
ちなみにこの時点での労働・社会保険諸法令関連知識と言いますと、ほとんどなかったです。学生時代法律系をかじったことはありますが、労働法も履修したはずなのに頭に残ってなかったですね。
そして当然の帰結として、そんな軽い動機なものですからお金かけるとかいう頭はありません。仕事上あったほうがいい別の資格はお金がかかりそうなので敬遠していたというあさましさもあります。
とりあえず参考書を買ってやってみるかと書店に行きました。買ったのは、これ。
何だこの辞書みたいな分厚さは、まるで凶器ではないか、なんだこの値段、唐揚げ弁当特盛が何個買えるんだ、などぼやきながら目についた市販参考書を一冊買ったのが、受験する年の2月も終わりの話でございました。
<続く>