主は択一試験の話です。解く時に問題文の「正しい・誤り」に下線を引いて確認するという話は前にしました。今度は問題を解く時にどうするかの話です。これからする話は「そんなの当たり前だろ」と言う人が多いと思いますが、意外とそうではない人もいるのであえてします。
選択肢を見て「確信を持って正しい」と思う肢には「○」、「たぶん正しい」と思う肢には「△」、「確信を持って誤り」と思う答えには「×」、「たぶん誤り」と思う答えには「/」をつけていきます。
しかも1肢毎に都度つけていきます。
なぜか。例えば何の印もせずに「誤りを選べ」の問題で「Aは○、Bは…たぶん×、Cは…うーん、次Dはたぶん○、Eはうーん…○?」となった時に、そこまで解いた正誤が頭から吹っ飛ぶからです。
そして「誤りを選べ」の問題で正答肢に×をつけていくと、試験後半の脳が煮える頃合いに頭の中で○×がごっちゃになります。「よし、1は正しいから×」なんて、○×の概念がややこしいですよね。手は「正しいから」の時点で○をつけたくなります。
ですので徹頭徹尾、あくまで選択肢に対して○△×/の原則を保ったほうが脳が疲れなくて済みます。
では「正誤の判断がつかない場合はどうするか」ですが、これは記号としては「?」です。ただし単に?つけても芸がないので、その時点での正誤判断はしておくに限ります。例えば「分からんけど何となく誤り」というのであれば「/?」です。
これはどうしても答えが出なくて5肢全て正誤判断をした後に役に立ちます。ただし1問に対して?が3つ以上出た場合は勉強不足ですのでサイコロゲームを覚悟しましょう。
十分に勉強ができていたら、△(または/)が2つということもかなり少なくなっていると思います。模試で確認してみましょう。