社労士試験に向けて勉強しているところ、特に秋から冬にかけて考えがちなのが「社労士に関係する別の資格に挑戦してみよう」という考えです。一番多いのが「年金アドバイザー」、巷間話を聞くにこれらに手を出す方がいるそうです。
それら民間資格を否定するものでもないし、また営業妨害をするつもりはありませんが、社労士試験は他の資格と掛け持ちして合格が狙えるほど甘いかと言うと、どうでしょうね。どう思います?
甘くはありません。社労士を狙うなら社労士一本で行くべきだし、いくら勉強しても勉強時間が足りない試験だと思います。
ついつい「まだ時間あるし年金とかにも詳しくなれそうだし」と年アド挑戦したくなりますが、そういうのは合格後でいいと思います。年アドもそこまで甘い資格ではありませんし労働保険分野や健保の勉強がその間おろそかになります。
また国家資格であり隣接資格である「衛生管理者」「FP技能士」を狙う人もいますが、こちらはさらにハードルが上がります。社労士ほどではありませんがかなり勉強に集中しないといけません。
試験直前期にそんなこと考える人は少ないと思いますが、まだ試験まで余裕があると思ってしまうこの時期はついつい浮気しがちです。
個人的には資格勉強は「一点突破」が大切と思います。二兎を追うと何とやら、になりかねません。
という話を「社労士試験落ちたのでFP2級受けてみた」という私が言ってみます。たまたまどちらも合格できたからよかったものの、やっぱり社労士試験がかなりおろそかになりました。