ここ数年の社労士試験の合格率は6-7%で推移しています。14-15人に一人受かるかどうかですね。これを高いと見るか低いと見るかは人それぞれですが、ここ10年くらいで見ると高くても10%、低い時は2%台ということもありました。
この合格率の低さが社労士試験がそれなりに難関資格だと言われるゆえんでもあると思います。
では、これがもし合格率25%の試験だったらどうなるでしょう。4人に1人が受かるわけです。もちろん抽選ではないので勉強は必要ですが、みなさんどんな感想を持たれるでしょう。
「それなりに難しいけど、無理というほどではない」という感想になるのではないでしょうか。
ここからは個人的意見ですが、実際の社労士試験の合格率って20-25%くらいです。オフィシャルの発表がウソと言っているわけではありません。6%というのはあくまで「全受験者の中でどのくらい合格者がいたか」の割合であって、「ガチで毎日かなりの勉強を積んできた層の中でどのくらい合格者がいたか」ではないわけです。
受験生の中にはテキスト1周読んだ程度、それどころか1周もできていないレベルの人が大多数を占めています。毎日どころか土日勉強すら満足にできているか怪しい人もいます。そんな人も含めて母数にしての「6%」です。
では本気で生活のいろんなこと犠牲にしてガチで勉強して試験に挑む層だけで考えるとどうでしょう、と考えると、少なくとも合格率はもっと高いはずです。特に根拠のない数字ですが、20-25%くらいの合格率になると思います。
この合格率が何に近いかと言うと、スクール組の合格率に近くなってきます。もっともスクール生でもぼんやり受講している層も一定いるので、そんな人はカウントしなくてもいいかもしれません。
6%、15人に1人と考えると何だか気持ちが沈みがちですが、しっかり勉強している人にとっては実際の合格率はもっと高いんだよということを覚えておいてください。