なぜ沖縄の話?と思うかもしれませんが、実は個人的にずっと謎に思ってきたことがあります、というお話です。
社労士試験オフィシャルサイトでは各会場(または地域)別の申込者・受験者・合格者数が公開されています。若干の差はありますがどの会場もおおむね全体の合格率前後の数の合格者が出ています。
ところが、例年「沖縄会場の合格率が極端に低い」のです。ここ数年の推移でも3-400人の受験者に対して、本来合格率6%としても20人前後の合格者がいて不思議ではないのですが、1ケタ、数人なわけです。推測できる理由がまったくありません。これ社労士受験の七不思議というものがあれば推薦したいくらいです。
もしかして沖縄に予備校の分校がなかったり少なかったりするのだろうか、調べていませんが、そういうことも影響しているのか何なのかずっと謎に思ってました。
ところが今年は378人の受験生に対して24人の合格、合格率6.3%と、全体合格率7.9%と比べてやや少ないですが合格率が急上昇しています。もちろん社労士試験の合格はロシアンルーレットみたいに確率に左右されるものではないので、母数が少ない会場ならではの「たまたま」なのか、それとも何か要因があるのか。思えば沖縄は長い期間コロナ緊急事態宣言下に置かれていたこともありおうち時間が全国より多かったのでそのことが勉強時間に寄与したのだろうか、などとも思っています。
来年からどう推移していくか分かりませんが、沖縄は雇用環境的に厳しい土地柄でもありますので、一人でも多くの社労士が誕生して労働雇用環境の改善に寄与していただければ、と思っています。